カテゴリ
全体 ブログ開設のご挨拶 関東地区同窓会 幹事会 ブログの説明 2005夏の同窓会 四日市の写真 旅の手帳 55会のお知らせ 四日市弁のコーナー 三重の味コーナー 郷土の歴史コーナー 消息を教えてください お勧め献立のコーナー 僕の趣味私の楽しみ 言いまつがい 1-5 ネタになるお店ツアー大作戦 ペット 明けましておめでとう 仕事・近況 登山・里山歩き お知らせ 未分類 以前の記事
2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2007年 12月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
以前、三重の白子と房総の白子の地名に関してご質問がありました。
私の見解では不十分だと思いましたので、三重歴史研究会の幹部の方に 照会をいらいしましたら返答がきましたので紹介します。 この三重歴史研究会は私のお客様ですが、会員は古代から近代まで幅広く研究 されているかた達ですごくマニアックです。春と秋の探訪ツアー、それはそれは 誠に目から鱗の世界です。オープン参加歓迎ですので、近隣にお住まいのかたで 歴史、史跡に興味のあるかたはぜひご参加ください。 山田 修 様 お元気で益々ご活躍のことと存じます。 過日ご照会頂きました、伊勢の白子・南紀勝浦と房総の白子・勝浦、徳島の勝浦の地名のつながりの件について、延引ながら、後記の通りお知らせします。些少でも、お役に立つことがございましたら、誠に幸いに存じます。 ではまた、お元気で。 2006,11,21 村田拝 白子・勝浦の地名に関して 1.白子も勝浦も、(その地名を背負った?)人々の移動(移住)によって、もたらされたと考えるのが普通。伝聞のみで地名が新しい土地に根付くことはないはず。一般論として、どういう人が、いつ頃、どうやって(どのように)となると、分からない。地名語源や地名伝播などの記述は、先学の説を上げて、関連している状況などから、 <有力な説としては~~であろう>という様な言い方で、伝承を掲げているが事実は分からない。奈良時代の初め、諸国に出された「風土記」編纂の官命(712年)には、「山川原野の名号の所由、古老の相伝える旧聞遺事を史籍に載せて言上せよ」と記された。当時でさえ、地名の由来は、伝承として語り継がれていたので、今日、地名の由来などを明らかに出来ないのは、やむをえない。ただ大雑把に言えるのは、列島の西域(例えば、北九州)から東へ東へ、人々の移動(移住)があったことは事実であり、移動地(移住地)に、故地(ふるさとの地)の地名を冠するこは、人々の協働・結束のために、必要なことであったと思われる。 2.因みに、白子・勝浦の地名語源は、 ①白子 伊勢の白子は、シロコと読むが、河芸郡史では、「白貝・白魚」の転訛としている。全国にある白子は、「シラコ」と読み、「白い土地」の意とされる。この場合の「コ」は土地・場所を意味する。また、「白」の原意に注目する渡来地名説もある。全国に散在する「シロ・シラ」地名などは、日本では新羅(シラギ)というが、正式な国号の読み「シロまたはシラ」に由来しているという。白子は新羅来(シロキ、シラキ=白木)が原意とし、新羅人の拓いた土地と解する。8世紀以後、畿内の王権は、意図的に恩恵を受けた渡来文化の影響を、次第に消して行くが、地名そのものは、消し去ることが出来なかったので、百済木(クダラギ)、高麗来(コマキ)など、古代朝鮮の国郡名を冠した地名や表記を変えた地名は今日数多存在している。 三重県では、員弁(イナベ)―いなべ市、 穴太(アノウ)―東員町、在良(アリヨシ=アラ)―桑名市、斑鳩(イカルガ)―四日市市、小古曽(オゴソ)―四日市市、白子(シロコ)―鈴鹿市、白塚(シラツカ)―津市、安濃(アノウ)-安濃郡、村主(スグリ)―安濃郡、白山(ハクサン)-一志郡、高麗広(コマヒロ)―伊勢市、白木(シラギ)―伊勢市、などが上げられる。 ②勝浦 勝浦は、一見、瑞祥地名の様に思えるが、原意は地形を表わす語。片側が浦になっている土地=片浦のこと。 片を佳字で勝に換え字している。潟浦が原意という説もある。全国にある勝浦・片浦・形浦地名は同意地名となる。 「カタ」が付く地名は、数多ある。 以 上
by joyjoy310
| 2006-11-22 20:48
| 郷土の歴史コーナー
|
ファン申請 |
||